遅かれ早かれ俺はしぬ

 自分の身体が、あっこの身体はもう生きながらえる必要がないんだ、と気づいてしまったのだろう。アポトーシスが始まったかのように体中が、自壊を開始しつつあるのを感じる。I deeply repent and apologize for the apoptosis.

おれのような人間が生きているそれだけで

 おれのような人間がのうのうと生きられるということ自体に深く傷ついている人がいる。認めたくない、死んでほしい、と思っている人がいる。そういう風に思われてしまう人の哀しみ、誰もに認めたくないと思われ死んでほしいと思われている人の心に突き刺さった槍の傷には、誰もが鈍感で、残酷なほど無関心だ。

妖怪と童貞

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 あるとき、童貞が一人で悲しんでいると、妖怪が近づいてきた。

「何を悲しんでいるんだい」

童貞は答えた。「自分は、みんなに嫌われてしまうんだ」

「そうか、つらいな。君は私のことが好きか?」

「好きでも嫌いでもない。君には仲間がいるんだろう?」

妖怪は舌なめずりした。

「あいつらは仲間じゃないんだ、みんなで私をいじめているんだ」

「そうなのか……」

「君と同じだよ」

「そんなことはない」童貞は言った。

「そんなことはあるさ」

 

 

 童貞は悲しみが少し和らいだように思えた。「ありがとう、ぼくはもう帰るよ」

「そうかい」

「今度、いつかまた会えるかな」

「いつでも、君の心の声が呼んでくれたらいつでも会えるさ」

 

 

 童貞と妖怪は、それから長い月日を共に過ごし、友情を深めていった。

童貞は、自分をいじめてくる仲間たちに自分には心の友ができたんだと言いふらした。すると、童貞をいじめていた悪ガキとワル娘たちは、腹を立てた。あんなやつに、心の友などできるはずがない。あいつは誰とも分かり合えない、ばかものだ、生意気だぞばかもの、と。

 

 

 妖怪は、自分が童貞を仲良くしていることを、誰にも言わなかった。けれど誰にも信用されなかった童貞は、自分が妖怪と仲良くしている事を自慢した。どうだ、本当だろう、と。すると悪ガキとワル娘たちは、妖怪をこっぴどくいじめるようになった。妖怪の仲間も、妖怪をこっぴどくいじめるようになった。童貞は、もう彼らを止められなかった。自分がいじめられるのはしかたないと思っていたけれど、自分と仲良くしたせいで妖怪もいじめられるようになってしまった。

 

 

 童貞は、妖怪に言った。「鬼ヶ島に行って鬼に助けを求めて欲しい」と。鬼が出てきたら、悪ガキもワル娘も、おとなしくなると思った。妖怪は尋ねた。「どうしてあなたが自分でいかないの?」童貞は答えなかった。鬼なら、誰が悪ガキやワル娘なのか分かるに違いない。童貞は、どこかで自分が悪ガキやワル娘の仲間だと思われているのではないかと不安に思っていた。同じ人間だ、人間は信用できない、と......。「おいらが行っても鬼は、おいらを許さないよ。鬼からみれば、ぼくも同じような悪ガキなのだから……。けれど信じて欲しい。君をいじめている奴が誰なのか、鬼は分かる。君が助けを求めれば、君をいじめている奴が誰なのか分かるはずだよ」と童貞はそう答えた。

 

 

「分かった。あなたがそういうなら、私はそうしてみる」妖怪は鬼ヶ島へと向かった。鬼は、薄汚れた森の中にひっそりと暮らしていた。「よく来たね」と鬼は言った。怖そうだけれど、どこか親切そうな鬼だった。「私をいじめてくる奴らを、やっつけて欲しいのです」と妖怪は言った。「ほう、そうかい」鬼は、両手を差し出した。「お金が必要になるね」と鬼は言った。

 

 

「お金が必要に、なるみたい」と帰ってきた妖怪は言った。童貞は、機嫌を悪くした。「どうして!」「分からない。なぜ怒ってるの。もうやめたい」と妖怪は言った。「しかたない」童貞は、公園に埋めてあった小判を掘って、黙って妖怪に渡した。「また行って来て」

 

 

妖怪が再び鬼ヶ島に向かい、鬼にお金を渡した。「あなたをいじめてくる奴らは、こいつらだよ」と鬼は似顔絵を描いて渡した。「やっつけたければ、もっとお金」と鬼は言った。妖怪は似顔絵を持ち帰ってきた。

 

 

似顔絵をみた童貞は、「どうしてまたお金が必要になるの」と怒った。「知らない、自分で行って聞いてほしい」と妖怪は答えた。似顔絵には、知らない顔ばかり描かれていた。童貞も、妖怪も、その顔に見覚えがなかった。「もうやめよう」と妖怪は言った。童貞も、「そうだね」と言って、黙った。自分をいじめてくるやつがいたら、鬼にやっつけてもらえばいい。鬼に聞けば、だれなのか分かる。いじめてくる奴が誰に化けていても、鬼はお見通しだということを妖怪は後から振り返って思い出した。童貞は、心のどこかで、いじめているのは僕じゃないということを、鬼を通じて伝えたかったのかもしれないな、と妖怪は思った。

タクティクスオウガ

 タクティクスオウガは、シナリオがいいとか台詞がいいとかキャラがいいとか絵がいいとかシステムがいいとか音楽がいいとかそういう風に説明できる作品ではない。どうして、当時、ほとんど無名だったゲーム会社でもない会社に、シナリオも台詞も絵もシステムも音楽もアニメーションも効果音もいいゲームを作り上げられるだけの天才たちが偶然居合わせたのか、そして彼らがチーム丸ごと業界を渡り歩いて、あっちの会社でこの傑作、こっちの会社でこの傑作、と言う風にファイナルファンタジータクティクスであったり、ベイグラントストーリーであったりを作り上げることができたのか。そしてまた、どうして今、沈黙を守っているのか。

 

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むかし

 その昔、週刊ファミ通だけでなく、月刊ファミ通Brosというのがあったような気がする。ほどなくしてその雑誌は消えて週刊ファミ通だけに戻った気がするが、ファミ通Brosの懸賞に応募して、ファミ通のあのネズミみたいなキャラが二人いるTシャツが当たったことがある。

 ファミ通なのか、ジャンプなのか何なのか。何かの別冊で発売前のタクティクスオウガファイナルファンタジー7一色の奴がでると、買ってかじりつくように読んで、まだ遊んだことのないゲームの世界を妄想した。あの頃は、ド田舎の中で、本屋にやってくる雑誌や漫画のほうが教科書よりも面白かったし、時代の先を見ているように思えていた。

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もしかするとおれの人生、今年中には終わりなのかもなと

 そういう気もする。いつ死んでも、誰も悲しまないのかもしれない。気づかれもせず、なんだか最近幸せだな、不思議だなとみんな思うだけかもしれない。疫病神が、消えてくれたのかな、なんてことをホクホク顔で浮かべるんだろうなと思う。よかった。人を喜ばせるには、おれが死ねばよかったんだ。

コロナのワクチンどころか

 今日だけでも、CT検査の造影剤を右腕に1回、免疫の検査のための採血を左手に2回注射器を打たれたよ。造影剤が体に入っている状態の血を採血して、正常なデータがとれるのだろうか? たぶん問題ないのだろう。よほど頭が良くないと医者にはなれない。

明後日、大腸カメラもやることになった

痔ろうであることはわかったらしいが、その原因である病気がある可能性と、痔ろうの細い管がどこを通っているか見る為大腸カメラもやることになった。

明後日らしい。明日から下剤飲むことになった