2016-03-21から1日間の記事一覧

その84:サイコキネティック痴漢技術総合研究所

その時、怜は総一郎のノエシスによって生じたノエマとなっていた。 総一郎の思考の中におけるシニフィアンが指し示すシニフィエとなっていた。その存在は限りなくシミュラクル的であり、 又はオートポイエティックに自己組織化する再帰的なシステム的であっ…

その83:サイコキネティック痴漢技術総合研究所

感じて感じてあそこがジクジクうずいてやりたくてやりたくてたまらないのか! 怜! と総一郎は絶叫した。 その間絶え間なくポケットナイフが体を貫通し続けていた。 俺が欲しくて俺が欲しくて眠れぬ夜に枕を濡らしていたのか! 怜! と総一郎は泣きわめいて…

その82:サイコキネティック痴漢技術総合研究所

工藤怜にとっての倉橋総一郎以上に、総一郎にとって工藤怜は、謎につつまれた存在であったに違いない。 それは総一郎の妄想を掻き立て、激しい知的好奇心を駆り立てた。 だがやがて総一郎は、誘惑を振り切れずにその存在を矮小化してしまったのだ。 自分にと…

その81:サイコキネティック痴漢技術総合研究所

やがて怜は、変化に気がついた。 夢中で腰を振っている巨大な要塞のような存在、鉄塊が、次第に苦しみ悶え始めたのだ。要塞は何度も絶頂に達し、そのたびに象のようにおびただしい量の精液を土石流のように噴射していた。 だが、やがて明らかに狼狽しはじめ…

その80:サイコキネティック痴漢技術総合研究所

着地の瞬間、恐らく捻っておかしな方向に骨折したのかもしれなかった。脚に力をいれようとすると、本来あるはずのないところから痛みを感じる。 -- 動けない。 目の前に覆いかぶさってくる黒く巨大で複雑に絡まったちぎれたケーブル類をまとうその巨大な鉄塊…

その79:サイコキネティック痴漢技術総合研究所

”何だ、どうしたんだ” 突然、見開いた目から真っ赤な光を放った怜のクローン達は、朽ち果てた体を奮い起こして立ち上がり、ラプラスの魔に急に襲い掛かる。 鉄塊に思われたラプラスの魔が、無残にもその裏側のミイラのような肉を露呈しはじるまではその肉体…

その78:サイコキネティック痴漢技術総合研究所

その漆黒の闇に閉ざされた中二階は、ジオセントラルにおいては”第五象限”と呼ばれていた。 ラプラスの魔は、自らを維持するために絶え間ない血漿の補給を必要としている。それを補うために、どうやら工藤怜のクローン達との結合が不可欠となっているようだ。…