2016-04-10から1日間の記事一覧

その113:サイコキネティック痴漢技術総合研究所

なんなんだよこのお姉さん、しつこいな、という顔を小僧は浮かべていた。 「離せよ!痛い!」小僧はうめくように抵抗し、部屋の外の別の物件との間の通路で引っ張り合いになる。 パンツとられたぐらいで、許してくれないなんてもしかしてお姉さん、僕に気が…

その112:サイコキネティック痴漢技術総合研究所

その時、唐突に”予感”があった。 謎の小僧が、この1Fの部屋のベランダに干したブラジャーを盗みに来るという予感があったのだ。 ゆきは心配になり、コーヒーを入れながらもベランダを気にした。 一体、ブラジャーの何がそんなに興味をそそるのかわからない…

その111:サイコキネティック痴漢技術総合研究所

城ケ崎ゆきが住んでいたとされるのは、千葉県にある北初富と呼ばれる街だった。あまりにもさびれ過ぎて、 田舎以上に不便な街だ。若者たちは東京で生活をし、街には寝に戻る。だがそもそも若者たちの姿も少ない。 あるのは、イオンだ。道幅は狭く、スーパー…