エキセントリック・エレクトロニクス社

「バカ野郎!」怒鳴りながら俺は、新会社を旗揚げする。
「何の会社だ?この零細企業は。臭え小屋だなオイ、ヒデエや」ひねくれた学生が来た。
俺は偉そうに威張りながら、学生を傘で小突き回した。
「おいこら若造!寄るんじゃない!これからここは偉大な財閥になるんだぜ!」
「なんだてめえ、威張りやがって!ホームレスの才能抜群か?おい!ムカつくぞ糞にまみれて死ね!!」学生が怒鳴って笑いながら走り去っていった。
俺は足元に転がる石のひとつをひろって学生に投げまくった。
我が社の社名は、エキセントリック・エレクトロニクスである。
事業内容は世界の征服だ。殺すぞこの野郎!
向こう3年をメドに、全世界を闇の力で手中に収めることが経営理念である。
そのためには全世界の市民を一人残らず洗脳しなくてはならないのは理の当然だ。
そのためには世界を快楽の拷問にかけて、アメとムチで無知蒙昧なる大衆を
コントロールしてしまうのが近道である。これは我が社が誇るガリ勉軍団で
固められたぼんくらシンクタンクが3年がかりでやっとはじき出した、1行のレポート
が出した大変ありがたい神聖なる結論だ。
我々はその天才的に正しさ満ち溢れた偉大で神々しい結論に従い、
終幕への経営3カ年計画を打ち立てた。
どうやって世界をアメとムチで調教するのか?マインドコントロールには
何が必要なのか?まずはカネが必要なのである。
カネを得ること。そのためには商品生産かサービスか労働資本の売買(人身売買)が必要になる。
だがそんな馬鹿馬鹿しいことは我々にとっては無駄なのだ。
糞どもが死ぬまでやっていればいい。
我々はすべてを一石二鳥で超賢く丸儲けしていくことにしか、まるで興味がなく、そのほかのことには知らん顔して無関係な他人を殺すことによって返事代わりにするだけだ。
「おい!」俺はペニスから精子を噴射した。
「敵襲か?」太郎が愕然とした面持ちで俺を顧みる。
「違う、新製品ができた。ロジスティクス部門へ続々と発送して販売体制を作れ。開発部門にはこれを量産するために必要なオートメーション工場の設計プランを指示しろ」
「なんなんだこの得たいの知れない汚物のかたまりみたいなものは」
「それは我が社の新開発した新世代快適ルンルンステーションだ」
「な、なんだと、あの恐るべき計画の主軸となるプロジェクトの成果物のコード名じゃないか!なんてことだ、ありがたい。これがついに完成したんだねパパ!どうみても失敗作だね!」
「そうだ、さっさとペニスを隠しなさい。ブリーフからぶらぶらはみ出たままじゃないか」
「お前殺すぞ!」
太郎は両脚を大きくひろげて前屈姿勢になり、
ケツ毛を著しい速度で両手をつかって激しくかきむしり出して見せた。
銀河系の危険を知らせるポーズかもしれなかった。
新世代快適ルンルンステーションは恐ろしいヒット商品となるだろう。
これはイギリスの支配者階級や貴族の若者をターゲットにした、
オトナ向け高級商品だからである。この層にアピールすることは、
スラム上がりの育ちの悪い成り上がり成金野郎どものようなフォロワーに
ジワジワと浸透させていくことを同時に意味する。
彼らの暮らしぶりは所詮、より上の層のできのわるいコピーにすぎないのだ。
こうして我々は全世界にジワジワとシェアを拡大することになる公算だ。
そして新世代快適ルンルンステーションは全8種類のシリーズ商品になる計画になっている。
これも例のガリシンクタンクがはじき出した経営計画による決定だ。
「おい太郎」俺は岩で太郎をぶん殴った。
「なんだいパパ」
「すわってみたまえ太郎よ」俺はナイフで太郎を刺した。
太郎が新世代快適ルンルンステーションに座ると、それまではゴミにみえたそれは、
急にトイレのウォシュレットのような形をしているような錯覚を覚えた。
「糞をひりだしてみろ」俺は太郎の舌を引っこ抜いた。
「うわっ気持ちいい」太郎は言った。
これが新世代快適ルンルンステーションの驚くべき機能だ。
なんと便座の内部前方から、やわらかくペニスを包み込むソフトな湿ったホールがせり出してきて、
太郎のペニスをつつみこんだままやさしく前後運動するではないか。
と同時に、便器の奥からはもうひとつのシステムが静かに目覚めて胎動を開始する。
何かナマコのようなものが便器から伸びてきて、太郎のケツのアナを嘗め回して
ケツの穴にこびりついた糞を綺麗にとりのぞいている。
太郎はブルンブルンと身震いし、そして激しく射精した。
快楽は人をやみつきにするだろう。
そして人々は気持ちいいこと=いいことであるというメッセージをやがて
疑わなくなるだろう。
我々のマインドコントロールはそのメッセージを軸にしている。
人は快楽原則に従う限り、我々の支配を逃れることはできなくなるのだ。
「おいこら出て来い!」
誰かが外で怒鳴っていた。
窓が破られ、火炎瓶が投じられた。SWAT部隊に違いない。
姿をあらわしたSWAT部隊は先ほど我が社を侮辱していたひねくれた学生の
姿を装っていた。
「くせえ小屋みてえな零細企業のホームレス野郎!でてこい!」
なんというおそろしいエリート部隊だ。特殊メイクで見た目までガキにしか見えない。
やつらは石を投げてきた。
「逃げるぞ太郎。合衆国政府が我々の研究を狙っている!」
しかし太郎の返事はない。白目をむき出してガクガクと痙攣しながら失神したままになっている。股は精子でベトベトだ。
そうこうしているまもなく
ハヒャヒャヒャと笑いながら、ガキの身なりをしたSWAT部隊は我々を取り囲み、
そして竹の棒で我々をこづきまわした。
頭をかかえて地面に丸くなって防御の体勢をとった私は、
血走った目を開眼した。
そして吠えた。
「希望をもってもう一度生きる・・・」
ケツに竹を突き刺された。
パ〜ラ〜マ〜ウンコ〜、パラマウンコ〜。