慰めものがたり

だからこういうことやん。
ニートが実は天才だったとか、
野獣だけど本当は呪いでそうなってるだけで本当はイケメンだったとか、
ビンボーで天涯孤独だけどがんばっていたら王様になっただとか、
オタクだけど勝ち組OLと結ばれたとか、
補欠だったけど主力になってチームを優勝させたとか、
モテない君だけどクラスのアイドルと結ばれたとか
恋人を寝取られたけど取り返したとか
恐竜だらけの島にとじこめられていたけど救われたとか、
お荷物部署だったけどがんばって世間に見直されたとか、
落ちこぼれだけど名探偵だったとか、
ヒルだったけど白鳥になれた系の慰めをさ、よりどころにして生きるしかないんだな結局。
ヒルはアヒルだし白鳥は白鳥だろうという現実よりも
ヒルは苦しんでればそのうち白鳥にしてもらえるんだという物語のほうが
みんななぜかすぐ受け入れちゃうんだよね。そっちを信じたがるというか。
神とは関係がないが、そういう信仰があるよね一種の。
物語作家もある種そこを自覚しているから、
はじめからプロットにそれをいれてくるわけでしょ。