XBRL入門 財務情報の新たなグローバルスタンダード

XBRL入門―財務情報の新たなグローバルスタンダード

XBRL入門―財務情報の新たなグローバルスタンダード

会計基準はときどき変わるものである。というかしょっちゅう変わるものである。
XBRLとは何かと言うと、企業の財務データを統一的な形で扱うための電子的フォーマットだ。
具体的に言うとこれはXMLの一種であって、タグで情報を識別する。
統一的な財務データ、というと国際会計基準審査会(IASB)が設定する国際財務報告基準(IFRS)が連想される。
あれは統一化された会計基準であり、XBRLは統一化された財務データの記法だ。
XBRLの利点は、ときどき変わる、というかむしろしょっちゅう変わる会計基準に対応可能なフォーマットだということである。
今、企業のIRページにいくと、財務諸表はPDFで見られる。
財務諸表は紙ベースなのだ。しかしXBRLを使えば、かならずしもPDFである必要性はなくなるだろう。
2003年10月に、日本銀行XBRL Japanに加入し、金融機関の財務分析にXBRLを活用することを検討する方針を発表している。
本書は少し内容が古いので現在状況がどうなっているのかまで分からないが、
おそらくERPパッケージの財務データがXBRLでやり取りされることにより、例えばグローバル企業の
連結決算が、各国の会計システム間でXBRLに統一されて集積されることによって効率的に集積可能になったりといった
ことが期待できるかと思われる。しかしまあとりあえず技術的にはXMLの一種なんだな、というところである。