怒涛のくまブ開発を振り返る


先日ようやくリリースに至った珍豪鬼氏と私と、あと某氏と某氏が深く関わるこのくまブ開発についてついに語るべきときが来たようだ。
https://kumabu.com/
この四名は、実はStarCraftというゲームを通じてつながった面子だ。
そもそも私と珍豪鬼氏は初代Diabloで知り合った仲で、まだ私が中学生とか高校生だった頃から付き合いが続いている。
高校生の頃、氏が私の地元に遊びに来て、地元の仲間らと祭りで暴れ、公園で乱痴気騒ぎを繰り広げたのを覚えている。
(その時点ですでに豪鬼氏は闘劇に彼の地元の代表として全国大会に出るほどストリートファイター3rdストライク界隈で活躍してもいた)。
視力が両目2.0で、動体視力もすさまじく、空手もやっている当時から穏やかな紳士だった。
ちなみにそのStarCraft界隈出身者には、その後、某データベース最大手の某社の顔として活躍されている某氏もいて、
豪鬼氏とは一時期ご近所づきあいをされていた。(その方のfacebookみてたらその方がとある方の誕生日を祝っていて、
そのとある方が実は私の昔の職場で在籍期間が被っていた方だったりもする。そのとある方は私の後に入社されたが、
入社前から噂の凄腕として社内で話題になっていた。某ゲーム会社から来た女性プログラマーで、ネットアイドルを自称されていた。
直ぐに所属を超えた活躍をされていたのを思い出す。何かの時にちょっとお世話になった。世の中は広いようで狭くもある)。


話を元に戻すと、くまブは珍豪鬼氏が企画した膨大なアイデアリストの中で、
比較的実装が簡単そうなもののひとつで、まずはこれから行こうということになったもの。
氏からアイデアリストを頂いたとき、度肝を抜かれたのを思い出す。
指導教官はかつて私を発想力があると評価してくれたけれど、それはニセモノにすぎず、珍豪鬼氏には叶わない。
画面の縦横を切り替えるためにスマホにはいっているセンサーを利用して、フライパン返しを実際にスマホを振って操作する料理ゲームとか、
スマホ版のP2P通信、モバイル版Winnyみたいなものとか、ゲーム内通貨が実際の店頭で割引ポイントとして使える仕組みとか
色々な企画を出したことがあったし、家庭用ゲームのパブリッシャーでプランナーとして働いたりもしていたのだが
私の企画はどれも、技術的な新しさが軸になっていてサービスとしてはそんなにうれしくもならないものばかりだった気がする。
だが珍豪鬼氏は、それとは違う何かを軸にしていて、どう考えてもこれは面白いと思える万人受けするアイデアを次々思いついてくれる。


そんなこんなで、今年の9月頃に、くまブの開発は始まったのだった。
われわれのやりたいことは当初単純だった。
そして中核部分の機能の実装は、1日か2日で完成したかに思えた。


だが、そこからが大変であった。
RSSフィードのフォロー機能とログイン機能とランキングだけではなく、さまざまなカスタマイズ機能、オプション機能の開発、
そしてサイドバー。NGワードの登録機能や表示モードの切り替え。カテゴリ。おすすめリスト。後で読む機能。ポイントの実装。
バナー設置によるサイト認証の実装と簡易なアクセス解析の実装。新規登録時のチュートリアル、ナビゲーション機能の実装。
フィードのキャッシュによる負荷軽減、そしてAPCでのSQLのキャッシュ。SSLでの暗号化通信、httpsへの対応。
やりたいことや必要な機能は、実際に出来上がっていく過程でむしろどんどん増えていく。
最初の仕様とは全然規模が違うほどの大きな仕組みに育っていく。
だがそれ以上に、デザインやレイアウトをすべて担当された珍豪鬼氏が大変だったはずである(レスポンシブデザインにも対応している)


開発中は本当にありとあらゆる問題に直面した。
サイドバーのアコーディオンの動作絡みの問題や、MVCモデルでの開発における、Controllerの数の多さの問題、
レスポンス速度の異常な重さの各種対応や、バーチャルホスト上でのルートの表示位置の設定、
そしてなによりも大量の仕様をクリアすると、また同じ規模の仕様がどっさり発生する果てしない開発サイクル。
そうした中で、議論が山積して、リリースできないもどかしさに焦りを感じたりもしていた。
crontabの実行結果が管理者にメール通知されることを把握しておらず、サーバの容量を圧迫してトラブルになったりもした。
まったく何も手につかぬ日も、恐ろしい量の作業を半日でこなせる日もあった。
だが、すべての問題は、一つの目標にむかってひとつひとつクリアできていった。
そして本当にリリースすることができた。


実はKDPランキングのサイドバーや、KDPアンテナは、くまブの初期の頃の実装を横展開したものである。
くまブにはもっと高精度なものが実装されているし、何よりも使っていてツカエル感を感じる。


なんだかんだ書いたけど、やってみて良かった。
おれたちにも、それなりのものは完成させられる。
この4か月ほどいつももやもやしていた。
自分たちがひっそりと立ち向かっていたこのプロジェクトについて、まだ何も話せないなと思ってもやもやしていた。
だがついにリリースできて、ようやく語れてうれしい。


そんなくまブ、ぜひ使ってやってくだされ。最高です。
https://kumabu.com/


参考:
はてなより良いニュースサイトはあるのか
http://anond.hatelabo.jp/20160206210147