本当のところは無意識の戦略にすぎない



本当のところは、実際は
おれたちは助け合っているというよりもむしろ
足りないピザの取り分を奪い合って、蹴落とし合っているのかもしれない。
そこにおいて愛なんてものは、
最初に蹴落とされる一番危険なライバルと見なされないためのカモフラージュでしかないのかもしれない。
敵でも味方でもない立場で目立たないでいることによって、最後の最後に最小限の手数で最後の取り分を得るための
無意識の戦略が、おれをおれ足らしめているだけなのだろうか。
そうなのだと誰かが指摘したとして、ふりかえってみてその説明になんの矛盾もないほど
おれは自分の行動を自分で意味づけられずにいる。