おれは冷たい人間



おれは本来冷たい人間。


温もりの欠けた、赤茶けたサビた鉄のような心しか持たない。


それでも、それではいけないと思って、いろいろあがくようにはなった。


でも大勢の人を傷つけてきたこの冷たさは、根っこの部分では今も変わっていないのだった。


そんな冷たさがふいに露わになって


また大勢の人を翻弄したかもしれない、と思っている。


そういうのは、もう嫌なのだ。


不幸をまき散らすだけの罪を、どうやって償えるというのか。