圧倒的な、虚しさ


 すべてが無意味に思えた。何をやっても、すべて無駄に思えた。何も変わらない。何も得られない。
なにもかもがびくともせず、何の手ごたえも得られない。
 霧の中の幻にむかって、助けを求めているかのようだった。もう助かる見込みなどないと
受け入れることで、苦しみは少し柔らかくなった。
 手に入れてきたガラクタを、少しずつ捨てながら、孤独の中に戻ろうと思う。
 身軽になるわけでも自由になるわけでもなく、自由も不自由も無意味な、自分だけの境地に戻ろうと思う。


なにもいらない。