哀しくみじめな人生だった

 まるで空白のような人生だった。
 なにもかもが、まるで余白に封じ込められているような
 真っ白い無。

 なにもない、カラッポな感じの人生だった。なんの経験もない。
ただ、ずっと孤独と付き合って生きていた、そんな人生だった。

 死んでもだれも気がつかない、腐ったハトのような、生き方だった。