スチリフに眠る脅威をついに攻略できた。



 私の人生における最大の困難。
 それはまさに、「スチリフに眠る脅威」であったと言える。スチリフでの度重なる挫折と困難が、私を苦しめ、そして狂わせた。
5月20日に訪れたその巨大な挫折の後、私は何度となくその戦いに敗走を繰り返し、
そしてやがて、挑戦する事への勇気をすら、失いかけていたと言える。


 やがて精神はズタボロになり、そして、多種多様な、お姉さま方に甘えたいと言う妄想が私に去来した。
スチリフに眠る脅威は、スチリフの杜の奥底に眠る隠しダンジョンで、そしてスチリフの杜が、あのアラネア准将との出会いと共闘の舞台でもあった事も、
一連の精神的な危機に大きな影をおとしたであろうことは、論をまたない。


 職場の女性や、友人の元カノや、KDP界隈の女性作家、はたまた飲み屋のお姉さんにLINEでしつこく絡むなど、多種多様な迷走によって
スチリフの杜での挫折のトラウマを、私は消し去ろうとしてしまっていたのだろうか。
 その抑圧は、先月の電話料金が5万9千円に達するという巨大な衝撃と、ありとあらゆる女性に軽蔑されるという結果をもたらした。
やはり逃避からは何も解決は得られない。いくらスチリフの杜を恐れ、そして逃れようともがいても、それでは人生は好転しないのである。


 すべてを失って私は、再びスチリフに挑んだ。


 かつて、アダマンタイマイの肉から作られる料理でステータスを上げ、強引に攻略しようとしたこともあった。しかしアダマンタイマイをいくら倒しても
その食材は手に入らなかった。チョコボポストウィズで買える食材で、クリティカルを30%上げる料理を作ることができると知り、
私はそれを大量に仕入れることにした。そして、恐ろしく厄介なトンベリx4体に対しては、大剣を装備してパリィで戦うべきだという情報を得、
大剣「ドミネーター」を装備したのである。


 驚くべきことに「ドミネーター」のシガイに大して攻撃力が上がるという効果は、圧倒的な違いを見せつけた。アルテマブレードやバルムンクで戦うよりも
桁外れにダメージが大きくなるのだ。
サイコプレディクターを倒すために、ファントムソード召喚が二回は必要だったのが、一回も必要ない。開拓者のこってり串揚げによってクリティカルが出やすく、
大剣で相手がダウンした後、9999ダメージが入りまくるのである。


 サイコプレディクターが楽に倒せるだけでなく、大剣での戦いに切り替えることで、コントンやノーブルヒナドリスなどをノックバックさせながら用意に片づけられる。
そしてまた、アロス・コン・レチェやドルチェ、カタラーナなどのプリン系のシガイは、指輪魔法のデスで即死させられるので、
アイテムの消費をかなり抑えながら進むことができる。そして即死耐性のあるアクセサリーを装備すれば、スローニンx4などを相手でも問題なく戦えるのだ。
ピンチ状態にはされるものの、ポーション、ハイポーションなどでとりあえず攻撃できる体力まで回復しさえすれば、エリクサーを温存して進むことができる。
どうせその手の相手は、ダメージよりも即死系の攻撃ばかりしてくるので問題はないわけだ。


 それでも厄介なのは、トンベリx4だった。パリィで対応しようにも、絶え間なく攻撃してくる。ガードが利かない場合も多い。とは言え、
出てくる階層は決まっており、出会う回数も決まっているので、そこでアイテムを使いまくって、力押しで倒すことにしたわけである。


 上記のような戦い方で進むと、例えば70階を超えたあたりで、デスだけで進んでいけるエリアがあったり、後半にむしろ楽になっていく。
以前撤退を決意した、エソクファスの標以降あたりは、むしろ楽になっていくのであった。


 そうして、マスターヨーダのごとく猛威を振るうマスタードンベリも力押しで倒すと、最奥部のボス「ミクトランシワトル」はむしろそれまでの苦労に比べれば極めて楽な相手でしかなかったのである。
私は、感無量になって放心をした。


 この二か月間私を苦しめていたスチリフに眠る脅威の攻略によって、人生の困難が解決され、再びすべてが前に進みだすのを感じる。
あの日以来、つまり5月20日にスチリフに挫折して以来、私のブログはまったくわけのわからぬ妄想に覆われていった。それももう終わりである。