小島 秀夫さんのHideoTubeを観た

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 小島秀夫さんのHideoTubeを観た。

 たぶん、ゲーマーでない方は、小島秀夫という人をほとんど知らないかもしれない。高校生ぐらいのある冬のことだったが、近所の本屋(今はTSUTAYAになってしまった)でファミ通を立ち読みしていたら、ものすごくかっこいいアートワークで描かれたキャラクターと世界観が両開きで特集されていた。それは筆でかかれたような濃淡の強い線で描かれた堀の深いハードなキャラクター達で、ネーミングも独特のセンスと一貫性を感じた(リボルバーオセロット、サイコマンティス等)。それがメタルギアソリッドで、生命科学情報科学、外交戦略、政治学など知的な材料を料理した圧巻のゲームだったわけである。

 

 ファイナルファンタジー坂口博信さんはタイトルを離れてしまっているし、タクティクスオウガ松野泰己さんも他社での他の作品ではそれほどインパクトを残せていないように思える。カリスマ性の強いクリエイターの時代が終わっていく、コナミを離脱して小島秀夫さんも丸く小さくなってしまってないだろうか、と心配しながらHideoTubeを見てみた。すると驚いた。おれなんかに心配される筋合いは当然ない、と分かった。むしろ輝きを増していて驚いたのだ。むかし東京ゲームショウファミ通ブースかどこかに現れた氏を観たことがある。そのころよりももっとトークが面白くなっているようだ。ゲームというのは、ほかのクリエイティブと異なり、苦虫をかみつぶした顔で作っていくものではなく、本来ドッカンドッカン笑いを起しながら作っていくものなんだと思う。氏はそういう力を増しているのが分かった。

 

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 独立されてから開発されているDEATH STRANDINGも、Trailerのスケールをみると、氏の作品の力がコナミという組織に依存したものではなく、氏の才能に集まるコネクションに依存した力なのだということを、証明しそうな予感がしている。