ボッチ飯の理由

 学生時代に一人で飯を食っていたのは、みんなで飯を食うと、いつのまにか上下関係が出来上がったり様々な自己主張を抑えなければならないばかりか、ご機嫌をとったり顔色をみたり気を回さなければならず、気疲れしてめんどくさいからだった。一人で自由に物思いに耽り、マイペースで楽しむことのほうを望んだのである。
 だがそれは、社会の輪の中に位置づけられる自分を受け入れず、仮想の自己像に執着して社会性に適応できなかったということでもある。一緒に飯を食えば、自分の本質が出てしまう。本当の姿を見破られ、演じられた自己を貫くことはできなくなるからである。

 そして自分のそんなところを変えてくれたのが、彼女氏なのだと思う。