心に入り込む方法

 

元ドイツ情報局員が明かす心に入り込む技術

元ドイツ情報局員が明かす心に入り込む技術

 

  相手の心に入り込む才能で一目置かれている偉い方がいて、その人のエピソードを思い出してふと手に取って立ち読みしてしまった。

 著者はスパイのようだが、スパイにとって重要なのは当然ながら、入り込んだ先で信頼されるための様々な「心に入り込むテクニック」だろう。そういうテクニックというのは、もしかすると、人見知りの克服とか、人間関係で悩みがちな我々にとって非常に有益な処方箋たりえるのではないか。

 

  苫米地英人という人は、オウム信者の脱洗脳を手掛けて有名だった人だ。氏の洗脳の理論の中に、テーブルをはさんで相手とすわる。相手の息を吸う、吐くタイミングを観察して自分の息を吸う、吐くタイミングを相手に合わせる。すると身体が同調してきて云々、というものがある。その状態で、テーブルの上のものを小さく動かすと、場を支配しているのは自分だという潜在意識への働きかけになる、みたいなことがあれこれあるようだ。催眠術的な?

 

新版 すべては「前向き質問」でうまくいく 質問思考の技術/クエスチョン・シンキング

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  オフィシャルであれプライベートであれ、自分にはコミュニケーション能力がたりない。そのことで非常に損をしてきたと自覚している。コミュニケーション能力というと、雑談力とか、話のネタの引き出しの豊富さのことのように思われがちだけど、たぶんそれだと多くの人にとっては、落ち着かない自分の事ばかり話すエゴイスト、という印象を与えるばかりだろう。おそらく場をうまく回すことのできる人というのは、人に反応させたり、喋らせたりすることがうまい人だという気がする。バラエティ番組の司会の人のように。